最新情報
大阪電気通信大学へのプランターの製作
2023/05/12
木村鋳造所は大阪電気通信大学からの依頼で、発泡スチロール模型にウレタン塗装を施したプランターを製作いたしました。
セメント系3Dプリンターでの造形デザインコンペの優秀作品が完成
4月17日(月)、セメント系3Dプリンター造形デザインコンペの優秀作品である道管ベンチに寄せ植えを行い、ベンチが完成しました。
当日は、株式会社木村鋳造所で製作(発泡スチロールの切削とウレタン塗装)したプランターに、学生たちが花の寄せ植えを行いました。寄せ植えの後は、セメント系3Dプリンターで印刷したベンチにプランターをセットし、見事に道管ベンチが出来上がりました。
ベンチを設計した、大学院工学専攻建築学コース2年 武田剛さんは、「道管ベンチは、植物の生命線である『管』をモチーフにして、生物を身近に感じ共生することを目標にしていたことから、これでイメージしていた無機物と植物が一体化して感無量です」と感想を述べました。大阪電気通信大学より引用
最初の写真は、大学から頂いた3Dデータを元に発泡スチロールを切削し製作した模型です。その模型をプラモデルのランナーと同様に1つずつ切り離します。そして、2つ目の写真のようにウレタン塗装を行いました。
木村鋳造所のウレタン塗装にはエフレタンとポリウレアがあり、今回は強度があり紫外線に強いポリウレアを選択しました。(お客様の用途に合わせ発泡スチロールの倍率、ウレタン塗装の種類、仕上げの方法などのご提案が可能です。)
木村鋳造所の発泡スチロール模型は、1966年(昭和41年)にフルモールド鋳造法を導入したところから始まりました。フルモールド鋳造法は発泡スチロールを型に鋳物を造る製法です。そのため、高品質の鋳物を造るには綺麗な発泡スチロール模型が必要になります。こうして50年以上培った発泡スチロールの切削技術で製作した模型は、今では日本中で活躍しています。そして、現在では発泡スチロールだけではなく、樹脂の3Dプリンタを活用しものづくりの幅を広げております。