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JICA事業「鋳造コース設立支援」の設備導入完了式を開催

2023/10/05

株式会社木村鋳造所は、国際協力機構(JICA)が実施する普及実証ビジネス化事業を通じて設置支援を行っている鋳造技術者育成コースの設備導入完了式を、現地インド・バンガロールにて2023年10月4日(水)に開催いたしました。

この鋳造技術者育成コースは、インド・カルナタカ州人材開発局傘下のKGTTI(Karnataka German Technical Training Institute)バンガロール・ピーニャ校の新コースとして2025年1月に開講予定です。1期10~20名の研修生に2~4週間の理論と実習講座を、3つの教室を使って提供します。講座内容は、鋳造や鋳鉄の基礎知識を中心に、鋳物づくりに必要な3Dモデルの作成や鋳造シミュレーション作業、SEM/EDSや光学顕微鏡といった検査機器の取り扱い方と分析方法、簡易鋳造キットや現地鋳造企業での実務体験など、特に鋳鉄の鋳物づくりに必要な要素を幅広く学習できる構成になっています。

また、KGTTIでのコース設置を支援する初の日本企業として、5Sや改善、安全衛生といった日本式ものづくりや、簡単な日本語を含む日本文化などの講義も提供する予定です。これにより、修了生が日系企業も含めより多くの企業に就職しやすくなる環境をつくります。

鋳造コースの研修で使用する設備は、簡易的な試験室として同じく2025年1月以降に一般開放する計画もあります。特にSEM/EDSは金属組織を詳細に観察・分析できる非常に高価な機器ですので、鋳造企業を中心として周辺企業などに活用してもらうことで、地場産業の活性化とKGTTIの認知度向上を図りたいと考えています。

インドでは、自動車・モビリティ産業の成長に伴い、鋳造業も大きな成長が見込まれています。一方で、当社が得意とするフルモールド鋳造法はインドではまだ数社でしか行われていません。フルモールド鋳造法は鋳型作りに発泡スチロールを用いるため、柔軟な設計と短納期化を実現化する一方で、高品質な再現性を確保するための高度な観察・分析能力が必要になります。当社の強みを生かしつつ、世界で活躍できる人材を育成することが本事業の最大の目的です。

もちろん、この取り組みは”Make in India”や”Skill India”といった政策を掲げるインドの方針に寄り添い、インド国内の産業基盤を支える素形材技術分野において人材育成の支援も目的としています。また、「質の高い教育をみんなに」や「人や国の不平等をなくそう」といったSDGsに関連した当社としての取り組みの一端を担うものでもあります。

なお、この事業はJICAから当社が2022年より受託して行っているものです。KGTTIに導入する機材等一式はすべてJICAの予算で購入され、事業が完了する2024年までにすべてカルナタカ州政府に寄贈します。2025年1月以降は、同コースに当社が関与することはなくKGTTIが独自で運営していくことになります。しかし、このコース設置支援で関係したすべての方々、また、このコースを修了していく研修生たちとは長く関係を継続していきたいと切に願っています。

KGTTI外観
KGTTI外観
検査室
検査室
SEM/EDS (走査型電子顕微鏡・分析機)
SEM/EDS (走査型電子顕微鏡・分析機)
木村鋳造所が製作した鋳物のオブジェ
木村鋳造所製の鋳物のオブジェ
会場の様子
会場の様子

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