品質管理
より良い鋳物づくりのために、
クオリティファーストを実践しています。
クオリティファースト(QF)の実践 -目指すべき姿は不具合ゼロ-
より良い鋳物づくりのために、KIMURAはさらなる品質向上を実現していきます。
KIMURAは創業以来、絶えず品質向上に取り組んでまいりました。2001年3月16日にISO9002を認証取得して以来、現在では全工場でISO9001を使った品質管理を実施し、フルモールド技術ならびにDMP技術における品質向上に向かって日々努力しています。
お客様の要望を的確に把握し、KIMURAの強みであるIT(Iron Tactics)+IT(Information Technology)を駆使した生産活動へ展開することで、受注から出荷管理および品質改善活動までの一貫したPDCAサイクルによる品質管理が実現されています。
品質保証体制
KIMURAではお客様の多種多様な要望に全力でお応えするために、徹底した品質管理を行っています。お客様の要望は、各セクションの技術スタッフによって製造要領へ落とし込まれ、製造工程へと展開されます。訓練を受けた現場スタッフによってお客様の要望に沿った製品が実現されていきます。
最終出荷検査は製造部門から独立した品質保証部の検査員によって行われます。厳しい検査に合格した良品がお客様へと送り届けられます。
主な製品検査
<材料検査>
引張試験(万能試験機)、衝撃試験(シャルピー衝撃試験機)、
硬さ試験(ブリネル硬度計、ポータブル硬度計)、組織検査(光学顕微鏡、SEM、EDS)
<寸法検査>
3次元寸法測定(非接触3次元スキャナー、アーム式3次元測定機、自動レーザー測定機)
<非破壊検査>
UT(超音波探傷試験)、MT(磁気探傷試験)、PT(浸透探傷試験)
ET(渦流探傷試験)、ST(歪ゲージ試験)、VT(目視検査)、CTスキャン
改善の風土づくり
KIMURAでは毎月全社員から改善提案が提出される風土を作り上げました。年2回の強化月間には各部門より部門長賞が授与され、1年を通じて最も優秀な改善提案を提出した従業員には社長賞が授与されます。また、定期的に改善報告会が行われ、優秀な改善報告は他部門へも展開できるような風土づくりを行っています。
開発部のサポート
材質や塗型などの研究開発だけでなく、鋳造方案や鋳砂の管理に加え、IoT技術など、様々な側面で開発部が現場をサポートしています。不具合発生時には充実した設備を用いて不具合要因の分析も行われます。また、専門知識を持った開発部員によって、他部門の技術スタッフに向けた品質勉強会を行うことで、鋳造技術に関する知識を社内へ広げる活動を行っております。
教育訓練
従業員のスキルアップのための教育訓練として、通信教育の受講を促し、毎年多くの従業員が自己啓発の為に取り組んでいます。その他にも社内の勉強会、外部の講習や学会などにも積極的な参加を促し、従業員の資格取得にも力を注いでいます。また、部門ごとの特殊な訓練も行い、それらは全てスキルチャートとして従業員の個人記録として管理されています。
認証・資格
船級
日本海事協会<ClassNK>
日本海事協会の認可が必要な鋳造品の製造が可能です。
認証範囲:
(株)木村鋳造所 御前崎工場:FC、FCD
(株)木村鋳造所 群馬工場:FC、FCD
Lloyd's REGISTER<LR>
Lloyd's REGISTERの認可が必要な鋳造品の製造が可能です。
認証範囲:
(株)木村鋳造所 御前崎工場:FC(最大35ton)、FCD(最大35ton)
(株)木村鋳造所 群馬工場:群馬工場:FC(最大7ton)
ノルウェー・ドイツ船級協会<DNV GL>
ノルウェー船級協会とドイツ船級協会が2013年9月に合併。
上記船級の認可が必要な鋳造品の製造が可能です。
認証範囲:
(株)木村鋳造所 群馬工場:FC(最大7ton)、FCD(最大7ton)
アメリカ船級協会<ABS>
アメリカ船級協会の認可が必要な鋳造品の製造が可能です。
認証範囲:
(株)木村鋳造所 御前崎工場:FC(最大35ton)、FCD(最大30ton)
(株)木村鋳造所 群馬工場:FC(最大12ton)、FCD(最大12ton)
中国船級協会<CCS>
中国船級協会の認可が必要な鋳造品の製造が可能です。
認証範囲:
(株)木村鋳造所 御前崎工場:FCD(最大4.2ton)
非破壊検査
認証機関:JSNDI(日本非破壊検査協会)
UT(超音波探傷試験)Level 3(2名)
MT(磁気探傷試験)Level 3(2名)
PT(浸透探傷試験)Level 3(5名)
RT(放射線透過試験)Level 3(1名)
ET(渦流探傷試験)Level 3(1名)
ST(歪ゲージ試験)Level 3(1名)
認証機関:ASNT(アメリカ非破壊検査協会)
UT(超音波探傷試験)ACCP Level 3(1名)
MT(磁気探傷試験)ACCP Level 3(1名)
PT(浸透探傷試験)ACCP Level 3(1名)
RT(放射線透過試験)ACCP Level 3(1名)
VT(目視検査)ACCP Level 2(3名)
*上記に加え、下位レベルも複数名で保有しています。
*外部認証機関以外にSNT-TC-1Aによる社内認定資格も保有
(2024年1月現在)
AMPP(旧NACE)(塗装検査員)
Level 2(2名)
*上記に加え、下位レベルも複数名で保有しています
溶接管理
溶接管理技術者(JIS Z 3410)特別級(1名)
溶接技能者(JIS Z 3801)N-1F(1名)、 A-2F(2名)
*上記に加え、下位レベルも複数名で保有しています
受託業務
非破壊検査
保有資格:各種レベルⅢ、Ⅱ、Ⅰ
教育訓練関係:学科試験の講習会、実技試験の講習会、SNT-TC-1Aの認証
検査業務:手順書作成、各種検査
関連資材の販売
ガス溶接棒の販売:FC用(型式:K-FC)、FCD用(型式:K-FCD)
*教育訓練や製品検査などの相談も承ります。
こちらからお気軽にお問い合わせください。