Cross Talk 02

飽きない、自由、面白い。 発泡スチロールから生まれる可能性。

テーマ:キムラデザインワークス

Member

R.E.

R.E.

伊豆製作所

製造課 デザインワークス係

2024年入社

N.A.

N.A.

伊豆製作所

製造課 デザインワークス係

2019年入社

T.S.

T.S.

伊豆製作所、銀座オフィス、本社

営業本部 デザインワークス課

1996年入社

Introduction

木村鋳造所の一事業部であるキムラデザインワークス。発泡スチロール加工技術を活かし、エンターテイメント業界を中心に多彩な造形物を生み出すこの部署は、約10年前の設立以来、着実に成長を続けています。今回は、営業として2022年にデザインワークスに配属されたT.S.さん、2019年入社でグラフィックデザインを担当するN.A.さん、そして2024年入社で美大出身のR.E.さんの3名に集まっていただき、仕事の面白さや職場の魅力について語ってもらいました。

topic 01

多彩な業界と繋がる、
デザインワークスの仕事。

まずは皆さんの入社のきっかけを
教えていただけますか。

T.S.
(営業)
正直に言うと、大学の研究室の先生の紹介で入社しました。就職活動もほとんどしていなくて、「静岡にこんな会社があるから行ってみろ」と言われて面接を受けたら、いきなり最終面接からスタートして(笑)。会社が何をしているのかもよく分からないまま入社したんです。それで「何がやりたいか」と聞かれた時に、とっさに「営業をやりたいです」と答えたら、そのまま営業になりました。
N.A.
(デザインワークス)
私は高校で建築を学んでいたので、ものづくりに関わる仕事がしたいと思っていました。親からも木村鋳造所を勧められて、知り合いも働いていたので安心感がありました。家から10分程度の距離で、女性も働きやすい環境だと知って入社を決めました。組立係に配属されると思っていたら、CAM係に配属され、そこからデザインワークスに異動になりました。
T.S.
(営業)
建築でCADもやってたからね。
N.A.
(デザインワークス)
僕は美大で造形や鋳造を学んでいて、両方できる会社を探していました。決め手になったのは、高校の時に木村鋳造所のワークショップに参加したことです。発泡スチロールを削り出して鋳物を作るという体験をして、それを思い出して「ここだ」と思いました。
T.S.
(営業)
R.E.さんは美大出身で鋳造も造形もやってますし、まさにぴったりな人材が入ってきたって感じでした。

デザインワークスではどんな仕事を
されているんですか。

T.S.
(営業)
営業の立場から説明すると、まずホームページからの問い合わせや展示会での出会いからスタートすることが多いですね。お客様から「こんなものが作りたい」という相談をいただいたら、見積もりを出して、受注できたら3Dデータをもとに発泡スチロールを削り出します。そこから組み立て、塗装、コーティングまで、お客様のニーズに応じて対応します。データがない場合は、現物をスキャンして3メートル級の巨大なオブジェを作ることもあります。本当に業種が絞れないんですよ。コンサートのセットもあれば、舞台のセットもあれば、展示会の装飾物もあって。
N.A.
(デザインワークス)
私はグラフィックデザインを担当しています。社内のチラシやポスター、駅に掲示する広告看板、タクシーやバス、給食トラックのラッピングデザインなどを手がけています。自分のアイデアが形になって、多くの人の目に触れることにやりがいを感じています。祖母が三島駅で私がデザインした看板を見つけて、写真を撮りに行ってくれたんです。
R.E.
(デザインワークス)
僕はほぼ全般をやっています。簡単なCADデータの作成、社内のイラスト制作、組み立て、塗装まで。データがないものをデータ化したり、手作業の部分も全部できます。デザインワークスの中では何でもできる多能工みたいな感じですね。
T.S.
(営業)
ここの力が集結すれば何でもできる会社なんですよ。みんなそれぞれ得意な技術やソフトがあって、この人は3D技術がすごい、この人はデザイン力が高いって強みがバラバラだからこそ、刺激になることも多いし、仕事の幅も広がっています。ただ逆に言うと、この人がいなくなった瞬間に、これができなくなるっていうリスクもあるんだけどね(笑)。だから、何でもできる人に入ってもらえると最高です。

topic 02

自由に挑戦できる環境と、
飽きない面白さ。

デザインワークスという部署で
働く面白さは何ですか。

R.E.
(デザインワークス)
飽きないところですね。毎回違うジャンルの違う製品が流れてくるので、気持ちが切り替わるし、楽しいです。ルーティンワークだと飽きちゃうタイプなので。データから塗装、完成までを一貫して制作できるため、イメージが具体的な形になっていく過程に強い面白さを感じます。
N.A.
(デザインワークス)
私も飽き性なので同感です。展示会用モックアップやコンサート装飾、テーマパーク向けの装飾品など、たくさんの人の目に触れるものを作るのはとても面白いです。自分が担当したデザインが形になって、実際にチラシや広告として多くの人の目に触れることに面白さとやりがいを感じます。お客さんの反応を聞いたり、現場で直接反応を見たりすると、「この仕事をしていてよかった」って実感します。
T.S.
(営業)
僕は営業部なので立場は少し違いますが、とにかく新しい業界や世界が見られることが面白いですね。鋳物の営業だと固定のお客様がほとんどで、同じ人と親密になっていくんですが、デザインワークスはもう業界を絞れないんですよ。テレビ局の人に会ったり、エンタメ業界を中心に、あらゆる業界と接触する機会ばかりで常に勉強になります。そして何より、お客様に自分のことを信頼してもらえた時が一番嬉しいですね。

職場の雰囲気や
文化についてはどうですか。

N.A.
(デザインワークス)
デザインワークスでは、一人ひとりが自由にアイデアを出せる雰囲気があります。決まっていることってほとんどないし、自分たちが作りやすいように工夫できるので、そういう意味での自由が効きます。困った時も相談しやすくて、みんなで笑いながらアイデアを形にしていく過程が面白いです。新人だから意見が言えないという事はなく、思ったことを言える環境です。社長も専務も、私達の意見を聞いてくれます。
R.E.
(デザインワークス)
みんな使えるソフトによって分かれているので、得意分野があるのがいいなと思います。illustratorは僕は使えないんですけど、塗装の技能を持っている人もいて、それぞれが分担して一つのものを作り上げていく流れがいいですね。
T.S.
(営業)
デザインワークスの営業はスピード感が求められますので、自ら考えて即座に行動することが必要で、自分の判断で動いています。その行動により受注できた時や、お客様から感謝された時には、大変うれしく思います。売上目標についても自分で計画していますが、業界的になかなか情報がわからない中で達成できた時や、ここ最近は過去最高の売上も達成できましたので、やりがいを感じています。

topic 03

成長を続ける組織と、
これからのビジョン

職場環境は、
昔と比べて変わりましたか。

N.A.
(デザインワークス)
前は塗装工場もない状態で、シャッターの前で青空塗装をしていたんです。ホースを一生懸命引っ張って塗装していました。そういうところも改善されましたし、社内にillustratorの経験者がいなくて、独学でやらなければならなかったのですが、業務時間内に勉強の時間を取ってもらえたり、参考書や現場で使用する道具もそろえてもらえるようになりました。
T.S.
(営業)
木村鋳造所は人を大事にしていく考えがあって、その人の能力が伸びることに対して投資を惜しまないんです。通信教育の制度もあって、優秀な成績で合格すれば全額会社が負担してくれます。それに、改善提案を出すと表彰制度があって、素晴らしいものは社長賞として賞金ももらえるんですよ。一つの改善が会社にとっても自分にとってもいい方向になるっていう文化があります。
N.A.
(デザインワークス)
環境が整っていないからこそ、「こうしたい」っていうアイデアが出せるんです。自分で環境を整えていけるので、自分のやりやすいように仕事ができる環境にどんどん変わっていくのが魅力だと思います。

これからのビジョンを教えてください。

R.E.
(デザインワークス)
木村鋳造所は設計から鋳造、加工、販売まで全て社内で完結できる体制があります。今は受託業務が中心ですが、将来的には自社製品を増やして、企画から製造・販売まで自社で完結できるようにしていきたいです。
T.S.
(営業)
自社製品もそうですし、できることをもう少し増やしていきたいですね。例えば設営的なところまでできるようになると全然違うと思います。去年、展示会のブース装飾ができる人も入ってきてくれたので、そういうところもやっていけると、さらに仕事が広がるかなと。今はコンサートのセットなんかもう駆け込み寺みたいになっていて、色んなお客さんから頼ってもらえるようになってきました。目標は伊豆製作所の半分以上をデザインワークスの仕事で埋めることですね。売り上げも顧客数も、着実に増えてきています。
N.A.
(デザインワークス)
私はデザインの学校の出身ではないので、これからもっと技術を身につけていくのと同時に、社内にデザインの考え方を少しずつ広めていきたいです。デザインの意図やルールをみんなと共有して、会社全体で統一感のあるデザインを作れるようにしたいなと思っています。ブランディングを大切にしながら一貫性を保つための仕組みづくりにもチャレンジしていきたいです。

最後に、これから入社する方へ
メッセージをお願いします。

R.E.
(デザインワークス)
ものづくりが好きな人なら絶対合うと思います。仕事内容が不規則なことも多いので、ルーチンワークが苦手な人にも向いています。事務的な作業と体を動かす作業がちょうどいいバランスで取れているのも魅力です。デザインや模型制作の経験がなくても問題ありません。多くのアイデアを生み出してほしいです。
N.A.
(デザインワークス)
デザインワークスは社内では比較的新しい部署で、整っていない部分もあります。でも人も増えて活気が出てきています。会社全体にはデザインという考え方が浸透していませんが、だからこそ自由にアイデアを出せる面白さがあります。未経験でも、先輩や仲間と一緒に試行錯誤しながら成長できます。幅広い製品やデザインに関わりながら、自分のアイデアが形になってみんなに楽しんでもらえる瞬間を、一緒に体験してほしいです。
T.S.
(営業)
営業としては、人と話すのが好きで、色んな業界に触れたい人、お客様に信頼してもらえることに喜びを感じる人に来てもらえると嬉しいですね。会社人生の中で今が一番楽しく営業の仕事をさせてもらっています。造形業界は納期が厳しいことも多いんですが、うちの会社は機械力もあって規模も大きいので、しっかりとワークライフバランスを取りながら働けます。ぜひ一緒に働きましょう。絶賛募集中です(笑)。

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