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鋳造の革命児となる。

代表取締役

木村 寿利 / KAZUTOSHI KIMURA

次世代のKIMURAを作る
若い発想力と行動力に期待したい。

企業が生き残るためには、時代の変化に適合していく必要があります。現在KIMURAは、2027年の創立100周年に向けて、大きな変革の時期を迎えています。そのコンセプトになるのが「I.T.+I.T.=∞」。最先端の「Information Technology」と多彩な経営資源を生かす「Iron Tactics」の融合が、弊社の可能性を無限に広げていきます。来春の新入社員には、KIMURAの新しい時代を作ってくれる発想力と行動力に期待しています。

KIMURAの将来を担う付加価値戦略

弊社は、1966年のフルモールド鋳造法(FMC法)導入以来、常にその技術の進化に力を注いできました。量産には不向きといわれていたFMC法に、I.T.を取り入れることで量産化に成功。精度の高い鋳物を大量生産することにより、業界内で確固たる地位を築いています。そして、弊社のFMC法導入からちょうど半世紀となる2016年に「私たちは鋳造の革命児となり、産業基盤を支える素形材を世界に提供し、絶えず社会に貢献します」という新しい経営理念を制定しました。

現在弊社は、基幹事業であるFMC法に加えて、二つの新しい事業を展開しています。一つは、鋳型の製作に3Dプリンター(砂型製造装置)を使用して、複雑な形状の鋳造品を圧倒的な短納期で製造できるDMP(Direct Molding Process)。もう一つが、FMC法で培った発泡スチロール模型製作技術を生かして、立体造形物に関するお客さまのさまざまなご要望にお応えするKRIT(KIMURA Reverse Improvement Technology)です。

高い付加価値をもつ二つの新事業は、弊社が鋳造の革命児になるためのキービジネス。FMC法のお客さまとは異なる分野に弊社の良質な鋳物や技術を供給し、いずれはFMC法と並んで3本柱に成長すると確信しています。KIMURAは100周年に向けて、鋳造だけにこだわるのではなく「お客さまがつくりたいものを形にする」会社への変革を図っているところなのです。

KIMURAが大切にする3つの気持ち

この変革の基盤になる組織風土としてKIMURAが大切にしているのは、社員の「情熱」「創造」「調和」です。まず情熱とは「常に全力で夢に挑戦し、達成しようとする熱い気持ち」です。次に創造は「現状に満足せず、常に新しいものを創り出そうとする気持ち」のこと。最も重要だと考えている調和は「常に、相手を思いやり、お互いに成長しようとする気持ち」です。KIMURAの社員は、この三つの気持ちを胸に、日々の仕事と向き合っています。

KIMURAには、長年にわたって蓄積されたノウハウに、最先端のI.T.を融合させた高い技術力があります。しかし、企業は技術だけでは成立しません。今KIMURAが必要としているのは、その技術を生かすことができる人材です。これから入社する若い人にも、情熱、創造、調和という三つの気持ちを大切にして、仕事に取り組んでいただきたいと思います。そして、従来の価値観に捕らわれない自由な発想で、技術をはじめとする当社の経営資源を存分に使って、自分がやりたいことにチャレンジすることを望んでいます。

KIMURAの技術を世界に提供する

現在、国内の鋳造業は停滞傾向にあります。2008年のリーマン・ショック以前の国内の年間鋳物生産量は、550万トンをピークとして、平均500万トンで推移していました。しかし、リーマン・ショック後は、製造業が設備投資を止めたことにより年間300万トンまで減少。国内鋳造業の生産能力も低下し、鋳物の需要は海外へシフトしました。景気回復後も国内の需要が戻ることはなく、現状は350万トンで頭打ちになっています。

弊社もこの様な状況で大変苦労しましたが、人員削減は一切行わず、余力を新製品開発に振り向けることで、船舶やエネルギー産業などの新しい顧客を開拓。会社の業績を理由に社員を解雇しないことも、弊社が長年守ってきた経営方針の一つです。同時にこうした経験から、景気に左右されない経営体質の構築も、弊社の重要な課題だと考えています。

その課題を克服するために現在取り組んでいる一つが、海外展開です。リーマン・ショックで国内から流出した鋳物の需要を取り返すために、2014年に米国現地法人を設立。まずFMC法で、海外進出の突破口を切り開きました。さらに国内で成長著しいDMPの海外展開を図り、2018年にDMP工場が米国で稼働します。DMPには、KIMURA独自の技術が多数詰め込まれており、KIMURAがグローバル化していくにあたって大きな武器になるはずです。将来的には、米国以外にもヨーロッパや東南アジアへ進出し、現地のニーズに合わせた製品、サービスを供給して、事業規模の拡大を目指します。

KIMURAが 100周年で目指す姿

KIMURAは、100周年に向けたビジョンとして「KIMURA SMILE PROJECT 100」(KSP100)を策定しました。KSP100では、未来のKIMURAの姿を4段階で示しています。第1段階は「『安心』『安全』『安定』がある企業」になることです。社員の幸福を目指し、安全な職場、安心できる生活、安定した経営にこだわります。続いて「真の品質を文化とする企業」です。全社員が品質に対する当事者意識を持ち、常に自分自身で考え、品質重視の行動を取るようにします。また、不具合はゼロが原則です。第3段階では「新しい仕事や事業を成し遂げ、世界に類を見ない企業」を目指します。技術が向上し、弊社のさまざまな活動によって新しい市場を創出し、KIMURAブランドを不動の位置付けにします。最終段階が「社員一人ひとりが革新的なスキルやアイデアを兼ね備えた企業」。話し合いと情熱、創造、調和をベースに活動し、新技術や工法を創造します。また、今まで取り組んできたクリーンファンドリーを更に発展させ、より高機能で高い生産性をもつスマートファンドリーを実現します。

そして、弊社が目指す未来の姿の実現には、斬新なアイデアを出せる若い力が不可欠です。KIMURAで働きたいという意思と夢の実現に向かって行動しようとする力があれば、入社前に鋳造の詳しい知識が無くても構いません。私にとって、社員は夢を共有する仲間。元気があって、はっきり夢を語れる人と一緒に、新しいKIMURAを作りたいと思っています。