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伊豆市へ避難所用パーテーションの寄贈
2020/07/17
2020年7月15日、伊豆市役所にて避難所用パーテーションの寄贈式を行いました。寄贈後は、発泡スチロールのパーテーションを組み立てるデモンストレーションを行い、伊豆市の担当者からは「居心地がよく、避難所での新型コロナウイルス対策に役立てたい。」と感謝していただきました。このパーテーションはパズルのようにはめ込むだけでいろいろなアレンジが可能です。自治体が保有している既存のパーテーションと組み合わせ使うこともできるのが特徴です。
伊豆市とは、2019年末に行った発泡スチロール製のミニ四駆コースでの世界記録挑戦の際に天城ドームをお借りした時からの縁です。木村鋳造所が避難所用パーテーションを試作し、アドバイスをいただきに伺った際に高く評価をしていただいたのがきっかけで今回の寄付となりました。今後は、伊豆市が防災訓練や避難所で使用した結果を弊社にフィードバックしていただき、製品の改善に活かす予定です。
発泡スチロールで避難所の間仕切りを(SBSテレビのニュース映像)
今回避難所用パーテーションを製作した部署は、PCR検査用ボックスの製作と同じキムラデザインワークスという木村鋳造所内のデザインチームです。通常鋳物の型に使用する発泡スチロールを造形物として製作・販売しています。納入先は、大規模コンサート、大型アミューズメントパーク、大規模展示会などです。新型コロナウイルスの影響でコンサートの中止やアミューズメントパーク休園が相次ぎ受注が減ったため、「空いた時間に社会にお役に立つ製品を造ろう!」ということになり避難所用パーテーションの製作が始まりました。
鋳物(いもの)を製造している木村鋳造所では、発泡スチロールを鋳型(いがた)として使用しています。木村鋳造所の鋳物と発泡スチロールの関係については、こちらのページをご参照ください。
木村鋳造所のフルモールド鋳造法
https://www.kimuragrp.co.jp/fmc/