求める人物像CULTURE

座談会:KIMURAで働くということ

参加者
前列左から
人事課 人事係 係長
N.W
専務取締役
木村 彰秀
専務取締役
木村 崇
入社11年目・模型部門 CAM係
H.F
入社12年目・本社工場 鋳造一課 生産技術係
T.K
入社11年目・第二営業部 営業二課 一係
T.I
入社9年目・総務課 総務係
H.T

新入社員時代の思い出

H.T 新入社員時代は、何をするのも初めての経験なので、やっぱり大変でしたね。中でも最も記憶に残っているのは、半年間の新入社員研修が終わり模型部門に配属されたときのことです。発泡スチロールを削るNC加工機を3台見るように指示されましたが、最初は1台だけで精一杯でした。しかし入社して1年くらいたった頃には、3台ともしっかり見ることができるようになったんです。ところが、そこで少し調子に乗ってしまいました。

そのときの私の勤務時間は8時から17時までで、夜勤の方に引き継ぐまで少しだけ時間が空きます。その間も機械は動かすので、私はNC加工機にNCデータを入力してから帰ることになっていました。どの機械にどのNCデータを入力するか決まっているのですが、早く帰りたくて急いで入力したら、間違って本来とは違う機械に入力してしまったんです。3台とも入力し終わったと思って振り返ったら、ドリルが発泡スチロールに刺さったまま止まっていて、トラブルを示す回転灯がクルクル回っていました。先輩には「慌てて仕事をするからミスをするんだ」と叱られ、とても反省しました。

H.F 先輩社員が普通にこなしている仕事でも、いざ自分でやってみるととても難しいことがありますよね。私は、研修が終わるとNCデータを作成するCAM係に配属されました。研修で小さい鋳物のNCデータ作成をやっていたので、うまくできるんじゃないかと思っていたんです。ところが配属後、最初に担当したのは大型の鋳物。ものすごく時間がかかってしまい、大変ショックを受けました。

普通は新人には小さいものを担当させるのですが、後から聞いた話だと私が調子に乗っていたので仕事は甘くないということを教えよう、ということだったそうです。でもおかげで、その後に小型の鋳物を担当したときは自分もできるなと自信がついたし、もっと難しい仕事もあるということがわかり、良い経験になりましたね。意図的に厳しいハードルを設定して新人を鍛える、という会社の方針があったのかな?と思いました。

木村彰秀専務 H.F君の場合は、新入社員の中でもかなり鼻が高かったんだと思うよ。仕事の厳しさを教えるために、あえて難しい仕事を担当させるということは基本的に無いよね。

N.W 人事が行う新入社員研修でも、あえて厳しくするということはありません。ただ、現場からは、配属前にもう少ししっかりと教育してほしいという声が上がっています。今後は、配属先で新入社員が即戦力として評価される研修体制を作ることが課題だと考えています。

木村彰秀専務 やはり現場で実務に携わらないと、OJTとはいえ研修では十分なスキルは身に付かないと思います。新入社員研修では、もちろん一定の知識や技術を身に付けるという目標はあります。でも、それだけではなく、半年という長い研修期間の間に同期の人たちと交流を深めることや、社会人としての自覚を持ってもらうことも大切だと考えています。

木村崇専務 営業部門では、配属後に改めて営業研修を行っていて、実は5年くらい前までは営業の新人には高いハードルを課していました。現在は方針を変えて優しく指導するようになりましたが、私が新人のときも最初に「ほめられるより、叱られて伸びるタイプです」とあいさつしたら、先輩社員に思いっきり厳しく指導されて後悔しました。

最初にどういう自己PRをして入ってくるかが、重要じゃないでしょうか。あまり背伸びしたことを言っていると、入社してから大変な思いをすることになるかもしれませんね。肩肘を張らない方が、自然に会社に入っていけると思います。

入社9年目・総務課 総務係 H.T

入社11年目・模型部門 CAM係 H.F

専務取締役 木村 彰秀

専務取締役 木村 崇

今までで最も印象深かった仕事

T.K 入社5年目のときに、常務の指示でドイツの「ハノーバーメッセ」という国際展示会に出展するプロジェクトを任されました。弊社で初めての海外展示会への出展だったため、社内に経験者が誰もいない状況で、同期や下の世代の営業や総務の社員4人と話し合いながら、企画や手続きといった準備から展示会本番まで約半年間にわたって進めました。私自身は語学ができるわけでもなく、海外には新婚旅行で一度行っただけで、飛行機に乗るだけでも不安だったのですが、急にドイツに出張することになったりして大変でした。

当時はずいぶん無茶ぶりだと思いましたが、今となってはとても良い経験ができたと思っています。入社5年目でこれほど大きな仕事を任せてもらえる機会は、あまりありません。若手でも、これほど大きなチャンスをいただけたということは、その後の仕事のやりがいにもつながりました。

木村崇専務 成功するかどうかは別にして、若手には色々な経験を積んでほしいと思っています。
そしてその経験を、別の仕事に生かしてほしいんです。ドイツの展示会の経験は、現在弊社が出展する数々の展示会にも生かされています。

T.I 若手にチャンスがあるということでは、自分から志願してチャンスをいただけることもあります。私の場合は、フィリピンへ語学研修に行かせていただきました。

N.W 海外語学研修は、T.I君を含めて今までに約30人が行っています。最初はアメリカへ派遣していましたが、国内の有名企業が語学研修でフィリピンの英語学校を利用しているという話を聞き、変更しました。フィリピンは英語が公用語ですし、英語学校の教育体制が充実しているので、短期間で高い効果を得られます。T.I君が今までに最も印象に残っている仕事は何ですか?

T.I 入社9年目のときに担当した、お客さまの創立70周年記念のモニュメントを製作する案件です。普段は、お客さまから作りたい鋳物の図面をいただき、それを基に製品を造ります。しかし、このときは図面などが無く、お客さまのイメージしているものの絵しかありませんでした。お客さまと相談しながら、寸法や重さなどを決めていったため、いつもより時間と手間がかかりましたが、その分学ぶことも多かったです。納品した鋳物が設置されたときは、とても感動しました。そのモニュメントの前を通るときに後輩が一緒だったりすると、今でも「あれは俺が担当したんだぞ」と自慢してしまいます。

木村彰秀専務 この10年間、KIMURAは人材育成に力を入れてきました。今回の座談会に参加しているメンバーは、その間に入社してきて今までにさまざまな経験をしてきたはず。その経験を生かし、良い上司や先輩として、これから入社してくる若い社員たちを引っ張っていってほしいですね。そして、私もKIMURAの創立100周年に向けて、皆さんと一緒に会社を盛り上げていきたいと思っています。

入社12年目・本社工場 鋳造一課 生産技術係 T.K

入社11年目・第二営業部 営業二課 一係 T.I

人事課 人事係 係長 N.W

木村鋳造所のここが自慢

H.F 私は主に自動車用のプレス金型の製造を担当していて、世に出る前の車の形を見ることができます。私自身車が好きなのでとても楽しいですし、その車が発売されて町で走っているのを見たときに、子供に「あの車は、お父さんが造ったんだよ」って自慢します。有名テーマパー クのオブジェを造ったこともあって、自分の仕事を家族に自慢する機会がたくさんありますね。

T.I 直接お客さまと接する立場にいると、お客さまにとても頼りにされているということを実感できます。業界内でも「さすが木村さん」と言われることが多く、すごく誇りに感じます。

T.K 私がKIMURAの良さだと思っているのは、しっかりと考えを持って自分の意見を伝えれば、立場にかかわらずそれを聞き入れていただけるところです。自分が出したアイデアが採用されると、仕事へのモチベーションが高まりますね。個人的には、成功から得るものは少なくて、失敗から学ぶことが多いと考えています。KIMURAでは、うまくいかないことがあってもそれを責めるのではなく、次に生かせば良いという風潮があるので、とても働きやすいです。

木村彰秀専務 鋳造という仕事自体が試行錯誤しながら進めていくところがあるので、会社としても失敗を恐れずにチャレンジしようとする文化が根付いています。私も多くの失敗の中から学んできました。挑戦と失敗の繰り返しが社員を成長させ、KIMURAを支えているんだと思いますね。

H.T 総務として社内の色々な部署の方と接していると、常に良いものをつくろうとしていることがよくわかります。ものづくりの会社なので当たり前なのかもしれませんが、新しいことにチャレンジするということは、それだけコストやエネルギーが必要だと思うんです。それでも積極的に新しいことに挑戦しようとする姿勢は、すごく自慢できる部分ですね。もちろん、その姿勢は総務にも浸透していて、社員の皆さんに喜んでいただける待遇や福利厚生は何かということをいつも考えています。

木村崇専務 社員を大切にするということは、KIMURAの伝統として胸を張れるところだと思います。先代社長のときに、リーマン・ショックで会社が大きな損失を出したことがありましたが、一人の社員も解雇しませんでした。

KIMURAには、親子や夫婦といった家族や親戚同士で勤めている人がたくさんいます。あと、お客さまから「自分の会社では息子を働かせたくないから、KIMURAさんで面倒を見てもらえないか」と相談されたこともありました。誰もが知っているような人気企業ならわかりますが、中小企業ではあまり無いことだと思います。KIMURAで働いている社員だけでなく、お客さまにも社員を大切にする会社だということが伝わっているんだと思って嬉しかったですね。

こんな人と働きたい

N.W 私は、共に成長できる人と働きたいと思っています。自分で成長しようとする意欲が、もちろん大事です。そして、そういう人に手を差し伸べて引っ張り上げることが、会社全体の成長につながります。KIMURAにはしっかりとした研修制度があるので、入社前に鋳造の知識が無くても、成長できる可能性は無限大です。今KIMURAは、DMPやKRIT(クリット)といった新しい事業を展開し、会社自体が新しい成長期を迎えています。この成長を一緒に後押ししてくれる人になってほしいですね。

木村崇専務 前専務がよく言っていたことなんですが「心にエンジンを積んでいる人」と一緒に仕事をしたいですね。自分から発言して、自ら動ける人のことです。我々上司や先輩が何かをしてあげたいと思っていても、自ら話してくれなければ何もできません。今後KIMURAがグローバル化していく中で、自分で考えて自発的に動ける人材が、今まで以上に必要だと感じています。

H.F コミュニケーションを大切にする人と働きたいです。会社に入ると、学生までとは違って、自分よりはるかに年上の大勢の方と接することになります。私は入社当時、上司や先輩との付き合い方がわからず戸惑いました。でも、自分から積極的にコミュニケーションを図ることで、少しずつわかるようになってきました。仕事においても情報交換がすごく重要です。人が好きで、話が好きな人となら、難しい仕事も一緒に乗り越えることができます。

H.T 積極性やコミュニケーション力に加えて、思いやりも大切です。会社には、年齢の違いだけでなく、さまざまな個性や背景を持った人がいます。相手がどう思うか常に考えながら行動できる人なら、皆さんとうまくやっていけるはずです。

木村彰秀専務 結婚式に招待してくれる人と働きたいです。私は、家庭を持つことが社会人としてとても大事だと思っています。人として魅力が無いければ結婚できませんし、家庭を持って子どもが生まれると、人間的に成長します。そして、KIMURAで働く親を見て、その子どもが将来KIMURAで働きたいと思うようになってほしいし、そういう会社にしていきたいと考えています。

KIMURAはファミリー企業として90年やってきましたが、それを支えてくれたのは多くの人材。私にとっては、KIMURAで働いてくれる全ての人が家族のようなものです。華々しい人生の門出である結婚式が個人的に好きだということもありますが、大切な社員の幸せを心から祝福したいですね。